|
『受雷針』の取材を受け、朝日新聞栃木版に掲載されました。 2004年(平成16年)2月19日版 |
|
|
画像が悪くてすみません。下記のようなことが書かれています。
| 北関東の名物の一つに『カミナリ』がある。特に日光や群馬県・赤城山のあたりで発生した雷雲の威力はすごい。毎年、落雷による停電事故などが多く発生するが、被害に遭わないようにするのが避雷針。栃木市城内町2丁目の光産業が開発した『受雷針』は、雷を効率よく受けることが評価され、業績を伸ばしている。 |
| 受雷針は、先端の形が特徴的だ。通常の避雷針は棒状なのに対して、突針の周りに副針と呼ばれる小さい突針がいくつもついている。 落雷の時には突針から上向きの放電があるという。棒状だけの避雷針は、先端以外の側面からも放電してしまい、落雷の電撃を十分に吸収することができず周囲にも影響を及ぼすことがあるという。 受雷針は、先端で効率よく電撃を受けることができるという。2000年に芝浦工業大学の事業法人が仲介して同大学の教授が行った実験で、電撃放電の約7割を先端で受け、受雷率の高さが評価されたとしている。 『世界最大といわれる装置で大規模な実験を行い、誘雷と受雷の率が高く、安全度が高いとの評価を得た』 取締役で避雷設備担当の高村勝弘さん(57)は自信をみせた。 受雷針は、98年に他界した会長だった高村光則さんが開発した。 避雷針で周りに迷惑をかけるという話を聞き、雷の一部が避雷針ではね返ってしまうのではないかと考え、正確に先端で受雷する形状を考案したという。 日本と米国、韓国で特許を取得。グッド・デザイン商品にも選ばれた。 東京電力栃木支店によると、管内の落雷による停電事故(7月〜9月上旬)は、2001年度47件、2002年度と2003年度は各31件あった。最近2、3年の特徴は、日光や赤城などの山で発生して平地に下りてくるものばかりでなく、県南部の上空で突然、雷雲が発生する現象がおきているとか。 雷が多発する栃木には欠かせないものだ。営業に行くと『データはあるか』『県や国で採用しているか』といった言葉が返って来るといい、高村さんは『周りが使ったから使ってみよう』という古い体質があると話す。 受雷針は、芝浦工大の新キャンパス校舎や国の出先の庁舎、送電線の鉄塔、県内外の各種公共施設などに採用されるようになった。 建物の屋上や高層建築物の側壁などにミニ受雷針を設置するケースも増えている。これまでに計約1000本を施工した。地面の接地極も突起がある銅板などを考案している。業績はここ2年ほどで約3倍になったという。 問い合わせは全国から来ており、ホームページを見てインターネットでの注文も増えてきた。これまでのアクセスは計1万8千件だ。 高村さんは『落雷事故は自然界のことで仕方ないと言われていたが、より良い対策で被害を最小限にすることができる』とはなしている。 |