落雷事故5

二次落雷か!

平成12年『二次落雷』と思われる火災事故が発生した。

平成12年5月、栃木県栃木市に2件の落雷による火災事故が発生した。1件目は、アマチュア無線塔に落雷し全焼した。もう1件は、この写真にある住宅が落雷によって、やはり全焼した。現場は、道路(幅5m)をはさんだ反対側の3階建物屋上に避雷針が建っていた。
 

 

当社の現場調査による見解は、二次落雷(散雷放電)と考えられる。なぜならば落雷は、『雷撃距離』で決まると言われ、最近の設計では『回転球体法』を取り入れ保護範囲を決定している。この状況から推察するとこの住宅すぐ脇に東京電力の電柱があり、頂部には地上高14.4mの高さにG.W(架空地線)の避雷線が張られている。
 

 

裏のベランダにはテレビアンテナが建てられています。もし、この住宅に直撃雷があったとすれば、東電の電柱のG.Wかアンテナに落雷があるのではないかということが当社の見解である。もし、アンテナに直撃雷があれば跡形もなく破壊されてしまうと思われるが、アンテナはそのままの状態であった。
 

 

 ま と め

 以上の状況により、『他社避雷針と受雷針の雷保護効果比較試験』でも、避雷針の側面にて落雷を受けとめているのが確認されたように、落雷の吸収性が悪く、このような二次落雷が多発していると思われます。 現場で見る限り、避雷針の先端から約60度の角度で跳ねたのではないかと推測します。

 

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