天台宗 『青蓮院門跡』受雷針設置工事

天候にも恵まれ、予定通り無事に工事を終了いたしました。

工 事 名

宸殿・樹木取付受雷針工事(受雷装置による避雷設備工事)
発 注 者 青蓮院門跡 (別 名 : 粟田御所)

工事場所

京都市東山区粟田口三条坊町
工   期 着 手 平成14年 9月 8日
完 成 平成14年 9月12日

            

                                    

青蓮院門跡』は、天台宗比叡山延暦寺の京都五ケ室門跡の一つであり、皇室と関わり深く格式の高い寺院です。江戸時代の天明の大火の際には、後桜町上皇の仮御所になった事から、別名を栗田御所と呼ばれています。ご本尊は、熾盛光如来といい、天台宗に伝わる密教の修法『熾盛光法』の本尊にあたる仏様で、鎮護国家や護国庵穏、或いは宮中のご祈祷が頻繁に行われてきた。国宝『青不動明王二童子画像』は、日本三不動の一つで平安 仏画の最高峰と言われ、古来より篤く信仰され、毎月所定日2時より護摩供を厳修されています。庭園は、室町時代 の相阿弥作と伝えられる築山泉水庭、江戸時代の小堀遠州作と伝えられる霧島の庭、大森有作と伝えられる好文亭前庭、宸殿前の苔の庭等様々な庭園美を満喫でき、四季の彩りを堪能できます。

                                                          

青蓮院門跡と門前の名木『楠』 親鸞聖人御手植と伝えられ、5本ある。 宸殿(左)と熾盛光堂(右)

青蓮院門跡と宸殿 小御所と一文字手水鉢

 

    

今回の工事の特徴

青蓮院門跡』様における今回の工事では、宸殿屋根上に棟上導体方式という施工方法を用い9ヶ所ミニ受雷針を設置しました。また、本堂にも棟上導体方式を施す予定でしたが、事前の現地調査で、本堂が、三方の杉の木に囲まれている事により落雷が杉の木の方に 多いのではないかと判断し、樹木取付方式執事長の東伏見様にご提案申し上げ、当社との打ち合わせの結果、急遽、25mの樹木に、大型受雷針1本、好文亭(茶室)前の30mの樹木に大型受雷針1本を取り付けることになりました。更に、土壌が岩質のため、接地極に受雷装置を施した上に、放射状方式を用い、接地低減剤の使用により、抵抗値の低減をはかる方式を施しました。

    

青蓮院門跡 棟上導体方式  接続 ボルト 黄銅製

導線支持金物  銅製  防水処理 導線取付作業

棟上導体方式・ミニ受雷針取付の完成   避雷導線2.0X13c 立下り  保護用ビニール管VE28Ф

接地抵抗低減剤の流入作業 接地測定端子函 硬質ビニール製

『大型受雷針』 JIS型 樹木取付方式 完成

 

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